交わる想い
あの冒険が終わって、残りの夏休みを過している時、俺は自分の気持ちに気付いた。ヤマトが好きだって気持ちに、でも、俺はヤマトとは一緒にいれない、俺はいつもヤマトを傷つけるから、俺はヤマトと一緒にいちゃいけない人間だから
だから・・・・距離を置く事にした。そう思って過していたある日
「太一」
「ヤマト・・・どうしてここに?」
サッカークラブから帰って来て、汚れたユニフォームから普段着に着替えると
家の前で、自主トレをしていた。するとヤマトが現れた。
「今ちょっと空いてるか?」
「えっ・・・あっ・ああ」
余りに突然だった事に断る理由が思い付かず、返事をしてしまった。
「じゃあ、ちょっと良いか、話しがあるんだ」
「わっ!ちょっ・・・・」
ヤマトの茶色い手袋に包まれた右手が、太一の白い手袋に包まれた左手を掴むと同時に引っ張った。ヤマトは赤くなった顔を太一に見られないよう、太一を引っ張りながら足早に歩き出した。太一はヤマトに手を捕まれ顔が熱くなるのを抑えられなかった。
着いたのはヤマトの家
「入れよ」
そう言ってヤマトは太一を家に招き入れた。リビングに通されると、太一は席に着かず立ち尽くしていた。ヤマトも太一の前で背を向けて、太一を見れないでいた。
太一はヤマトの家にお邪魔した瞬間、ヤマトに手を繋がれていた時から、早かった自分の動悸が更に早くなり、顔を赤らめヤマトの背中さえ見る事が出来ずに俯いていると
「太一・・・・」
ヤマトから声がかかり、恐る恐ると顔を上げと、そこにはいつの間にか振り返ったヤマトが、太一に負けず劣らず、顔を赤らめていた。ヤマトは顔を赤めながらも決意を固めた蒼い瞳で太一を見ると、太一の鳶色の瞳と視線が交わった。
「好きだ太一・・・・ずっと・・・・ずっと傍にいてくれ」
「う、うそだ・・」
太一は突然の事に大きく瞳を見開くが、ヤマトの言った言葉が信じられず、力無く首を左右に振る。
「太一・?」
「嘘だっ!・・知ってるだろ・・ヤマトだって・・・・俺が・・お前の事一杯傷つけたの・・・・」
太一はヤマトの目を見てられず俯いてしまう
「太一!」
ヤマトは大きな声で太一の名を呼ぶと、太一の両肩を掴む
「太一、どうして俺を見てくれないんだ?・・・・太一!」
掴んだ両肩を大きく揺らし、大きい声で太一を問い詰める。
「本当の事だろ!・・・俺が何度もお前を傷つけたのはっ!・・・・」
太一は俯いていた顔を上げると、泣きそうな顔でヤマトを怒鳴りつける。
「それでも良いんだ!」
ヤマトはそう言うと、太一を抱き締めた。太一はヤマトから逃れようと、身を捩るが
「それでも良いんだ!・・俺はそう言う所も全部全部含めて、太一が好きなんだっ!!」
耳元で大声で叫ばれ、太一は大人しくなる。太一はそっとヤマトの背に白い手袋に包まれた両手を回した。
その瞬間ヤマトの背中が跳ねる。
「太一?」
ヤマトは抱き締めていた手を解くと、太一の両肩に手を置いて、太一の顔を覗き込む
「うれしいかも・・・・俺」
顔を赤らめ言う太一に
「太一・・・」
ヤマトは太一の名を優しく呼ぶと微笑み、太一の顎に茶色い手袋に包まれた手を添えて、太一と唇を重ねる。それは触れるだけの優しいキスだった。
「もう一回良いか?」
唇が離れた後、顔を真っ赤に染めて俯く太一の顔を覗き込み問い掛けるヤマトに太一はそっと瞳を閉じた。
「んっ・・・ぅんっ・・・」
ヤマトの二度目のキスは、角度を変えて、何度も太一の唇を味わう、深い物だった。
唇が離れた頃には、お互いの頬はすっかり紅潮していた。
「太一・・・どうしよ・・・」
「ヤマト?」
「メチャしたい」
「へっ・・・・ヤ、ヤマト?」
太一は、身の危険を感じたのか、数歩後退するが、ヤマトは太一の返事を待たず、太一をリビングの壁に押し付けた。
「ちょっ・・・ヤマト・・・やっ、やめろって」
太一はヤマトの胸に押し当てた両手を突っ張り、抵抗するが、ヤマトが太一の耳孔内をそっと舐め上げると
「あっ・・・」
ピクンっと体を跳ねさせ、両手の力が抜ける。
「太一」
ヤマトが太一の耳元で優しく名前を囁くと、太一は両目を硬く閉じ、真っ赤な顔をヤマトから反らすが、ヤマトがそっと太一の頬に手を添えて、自分の方に向かせると、そっと口付けをする。
「んっ・・」
太一が体をピクっと揺らす。そして、再び太一の唇に自分の唇を重ね、今度は激しい口付けをする。
「んっ・・・・ぅんっ・・・」
ヤマトは太一の口の中に下を挿し入れ、太一の口内が自分の口内より熱いのを確認すると、更に深く口付け、奥にある太一の舌と自分の下を絡める。ぴちゃぴちゃと卑猥な水音が部屋に響き、ヤマトを更に煽り、太一の体に更なる熱を持たらす。
ヤマトは、抵抗しなくなった太一を不審に思い、閉じていた瞳を開けると、そこには、顔を真っ赤に染め、白い手袋に包まれた両手でヤマトの着ている深緑のシャツを掴み、小刻みに震えている太一が眼に入った。その様子が更にヤマトを煽り、更に口付けを深くする。部屋に更に大きな水音が木霊する。
「「はあっはあっはあっ」」
二人して、両肩を揺らし荒い呼吸を繰り返す。
「太一」
ヤマトは、太一の顔を見上げる様に前屈みの姿勢を取ると、カチャっという音の後にジィーーーという音がしたと思ったら、半ズボンのボタンが外されて、チャックを下ろされていた。太一のすっかり立ち上がった太一の分身が顔を出す。
「ヤッ、ヤマトッ!」
太一は驚きヤマトの名を叫ぶが
「太一・・・」
ヤマトが太一の名を呼び、首筋を舐め上げると、再びピクンっと体を跳ねさせる
「やっ・・・やだっ・・・」
太一は恥ずかしさの余り涙を流しながら言うが、ヤマトがやめる様子は無く、自分の首筋を舐め上げられて、太一は体をピクンピクンと跳ねさせてしまう、太一は顔を真っ赤に染めて、両目を瞑り顔を反らしてしまう
ヤマトは右手の手袋の人差し指の部分を噛むと、右手の手袋を床に脱ぎ捨てた。
パサッ
太一はその落下音を聞き、なんだろうと思い、両目を開け、ヤマトの方を見ようとするが
「あっ・・・やっ・・・そっ、そんなっ・・・・やっ・ヤマっ・・トぉ」
ヤマトの右手が、太一の分身を擦り出した事により、太一は再び顔を反らしてしまう
「あっ・・・ぅんんっ・・・やっ・・やだっ・・・・はあっん」
太一は視界の端にヤマトの手袋が片方床に投げ出されてるのを見つける。
ヤマトの手が丁寧に濃密な動きで太一のを擦る。
「はあっ・・・あんっ・・・ヤマ・・っトぉっ・・・ぅんんっ・・・」
太一は嬌声を漏らすまいと、ヤマトから真っ赤に染まった顔を反らし、口を硬く閉じようとするが、ヤマトの手に与えられる快感がそうはさせてくれず、時折口を開けて嬌声を上げてしまう、
ヤマトの手の動きがドンドンと加速する。
「あっ・あっ・・ああっ・・・やっ、やっ、やっ・やだっ・・・はぅ、あっ、ああああああっ・」
太一はヤマトの手に盛大に白い欲望を吐き出した。思わずその場にへたり込みそうになるが、ヤマトの茶色い手袋に包まれた左手が、太一の右肩を壁に強く押し付けていたので、床に崩れ落ちずに済んだ。
「はあっはあっはあっ」
太一は一人荒い呼吸を繰り返し、視線の定まらない目で宙を見つめていた。その傍らで、ヤマトは太一の傍に屈み込むと、太一の白い欲望に塗れた右手を舌を出して舐め、自分の唾液と混ぜ合わせると、太一の股の間から、太一の蕾へと、人差し指を一本だけ挿入した。
「・・・あっ・・・あっ、あっ、あっ、・・・ああっ」
太一はヤマトの指の圧迫感に眉間に皺を寄せ、それから逃れようとするが、後ろは壁で、これ以上下がる事は出来ず、壁に寄り掛かり体を捩じらせてなんとかしようとしたが、ヤマトの指がある一点に差し掛かった瞬間
「あっ・・・・」
思わず壁に押し付けていた腰を前に突き出していた。
ヤマトは太一の様子を確認すると、その場所を刺激した。
「あっ・・・んっ、やっ・・・あん・・・ああっ」
太一が徐々に体を捻ねらせ始め、甘い声を上げる。
ヤマトは指を一本また一本と増やし、太一の中に指が三本入り律動した。
ヤマトは太一の中に挿入した指を動かしながら、屈み込んでいた姿勢から立ち上がると、太一の右肩を掴んでいた左手を離すと、太一の青いTシャツを捲り上げた。露わになった太一の両胸の突起、そして、体を捻ねらせ善がる太一の魅了的な様子にゴクリっと唾を飲んだ。
「ああっん・・・・やっ・やだっ・・ああっ・・そ、そんな・・・とこっ・・・すっ・・・吸うな・よっ・・・あっ」
ヤマトは、太一の右胸を茶色い手袋に包まれた左手で摘まみ、左胸には吸い付いた。太一の胸の突起を口に含み甘く歯を立てると、太一は、体を跳ねさせ、甘い声を上げる。
「ああっ・・・ああん、あん・・・はああん・・やまっ、と・・ああっ」
太一は体を魅惑的に跳ねさせ、甘い甘い声を上げ、ヤマトを激しく煽る。
「あああっん」
ヤマトが苛っていた太一の体から突然離れると、太一は乱れた衣服をそのままに床に崩れ落ちた。
「はあっはあっはあっ」
荒い呼吸を繰り返す太一、ヤマトは欲望を抑えられなかった。
太一を抱き上げると、食卓テーブルの上に突っ伏させる。太一の露わになった谷間に、先程太一の放った白い欲望とヤマトの唾液で潤った蕾がヤマトの前に顔を出す。ヤマトは太一の蕾に自身のを宛がうと
「太一・・・」
太一の名を呼ぶと、ヤマトはゆっくりと太一の中に入っていった。
「はっ・・あっ・・・ああっ・・・ああ、ああん・・・やまっと・・んっ、ぁぁ、ああっ」
太一はテーブルに頬を付け、突っ伏していたが、ヤマトのが入ってくる衝撃に、顎を仰け反らせる。
ギギギギギッ
太一の手がテーブルに爪を立てようとするが、白い手袋に包まれている為、爪は立てられず、手袋が木で作られたテーブルと擦れる音が響く、
「あっ・・・ああん・・・はああん・・・あっあっあああっん・・・やま・っと・・・ああっ」
「太一の・・なかっ・に・・・・全部・・入った・・ぞ」
ヤマトのが太一の中に全部入ると、ヤマトの分身をギュッと締め付け、ヤマトはきつい締め付けに眉間に皺を寄せるが、ゆっくりと律動を開始する。
ヤマトの律動が徐々に早まって行く
「あっ・・あああ・はああああん・・・ヤマっ・トっ・・・・ヤマトぉ」
「太一ぃっ!」
ヤマトの律動が限界まで加速して行く
「ヤマッ・ヤマトぉぉ・・ああっ・・・はぁぁぁああああああああっん」
ついにヤマトのが太一の際奥に達し、太一もテーブルに突っ伏したままの状態で、背中を弓の様に撓らせ、顎を仰け反らせると、限界に達し、白い欲望をテーブルの下に盛大に吐き出した。ヤマトも太一の中に欲望を流し込んだ。
「「はあっはあっはあっ」」
太一は両膝を床に着けると、テーブルの上にグッタリと突っ伏した。絶えず荒い呼吸を繰り返し開けっ放しの口から流れ出た太一の唾液がテーブルに小さな液溜りを作る。ヤマトは太一の上に覆い被さる様に突っ伏して、二人で荒い呼吸を繰り返した。
「ぅんっ」
ヤマトは呼吸が整ってくると、太一の中から自身を抜くと、その感覚に太一は眉間に皺を寄せる。ヤマトは傍らに置いてあったティッシュを箱ごと取ると、自身のを後にして、太一の蕾と太股を流れ落ちている二人の欲望を拭き取る。
「あっ・・んぅ」
そのなんとも言えない感覚に太一は声を上げる。
ヤマトが行為で汚れた場所全てを拭い終わった頃には、太一の呼吸も整い
「今日泊まって行くわ」
太一は依然テーブルに突っ伏したまま、顔だけヤマトの方を向くと、疲れ切った顔をして言い出す。
「えっ・・・」
ヤマトは突然の事に呆然とするが、
「/////・・・・・立てないんだよ」
太一は、そんなヤマトにムスっとしながら、蚊が無く様な小さい声で言うが、ヤマトにはしっかりと聞こえた。思わずヤマトは顔が緩むのを止められず、
「何笑ってんだよ、どうにかしろよ!・・・立てないんだから」
太一は自分を見て、笑うヤマトに機嫌を損ねながら、ヤマトに文句を言う
「悪い悪い」
ヤマトはそう言って、太一を後ろから抱き上げ、太一を床に寝かせると、太一の衣服を整えた。
その夜、ヤマトは夕飯を太一の好物のオムライスにして、機嫌を取る事を忘れなかった。
後書き?・最近、裏の裏ばかり更新して、すいません、今日はちょっと初心に帰って、小学生ヤマ太を書いてみましたぁ〜、ドンドンパフパフ(古っ!)あああ〜〜、しかし、小学生の太一さん、可愛いよぉ〜〜、可愛いよぉ〜〜〜、あの可愛さは犯罪だぁ〜、す、すいません、取り乱しました。とりあえず、今月は後、2本アップしますよ、表も裏も、(ああ、公言しちゃったよ)では、本日の後書きを終わります。今度14×11ネタでも書いてみようかな