カイザー様幸せか計画2

「ほう、僕を受け入れるんだな?」

「ああ、俺は受け入れる。お前も賢なんだろ、だったら、受け入れる」

大輔は、カイザーにキチンを向き直り言い放つ

「ほう、だったら、僕に抱かれてみてもらおうか」

「なっ!なんだよ!!いきなり!!」

カイザーの突然の物言いに、戸惑う大輔

 

「そうか、やはり、賢は、よくても、僕は駄目なんだな、結局は、お前は、僕を受け入れると言っておきながら、所詮は口先だけだ!!」

カイザーは大輔に、言葉を投げつけるように、言い放つ

「こいよ」

大輔は、カイザーを森の奥に手招きする。

「貴様・・何を!?」

「来いって言ってんだよ、いきなり・・・んな事言われりゃ・・・誰だって驚くに決まってんだろ!!さっきも言った筈だ!俺はお前を受け入れる」

大輔は、頬はを赤く染め、照れて戸惑いながら言い放つ

「ほ〜う、じゃあ、その言葉、嘘じゃないか、証明させてもらうとするか」

カイザーと大輔は、木々の生い茂った。森の奥深くに、入っていった。

 

森の奥深くで、カイザーは、大輔の顎を右手でクイッと持ち上げ、左手を頬に添えて、大輔の唇と自分のを重ねる。

賢の優しい、口付けとは違い、角度を変えて、舌を挿入させ、何度も何度も、必要に大輔の唇と口内を荒々しく攻める。

カイザーの情熱的な口付けと、ねっとりとした舌使いで、口内を責められる大輔。

「んっ・・・むぅ・・・んっ」

カイザーの、荒々しい口付けを受け、大輔は息継ぎが出来ず、酸欠に陥り、眼を回す。賢だったら、大輔が、苦しくなってきているのを感じると、すぐに唇を解放して、「だいじょうぶ?」と尋ねてくるが、カイザーは大輔の、唇を離す様子は無い、まるで、賢には渡さないと、先程言ったように、自分の物だと言わんばかりに、激しい口付けをする。

 

「ふぁ・・・」

ようやく、唇が解放され、眼を回し、倒れそうになる大輔、

「おいっ!」

慌てて、カイザーは、大輔を抱き止め、倒れそうになるのを支える。

「はあ、はあ、心配すんな・・ちょっと・・・・苦しかった・・・だけだからよ」

「悪かった。つい・・・やりすぎた」

カイザーの腕の中で、途切れ途切れに言葉を口にする大輔を見て、

カイザーは、悲しそうな眼で、謝罪する。

「そんな顔すんなよ、辛かったんだろ」

「!?」

「だって、お前、賢に押さえ込まれて、ずっと、出れなかったんだろ、本当は出たかったのに、ごめんな、気付いてやれなくて、賢には、今度から、俺に隠し事なんかするなって、言っとくからさ、次からは、遠慮しないで、出て来いよ、お前の事、俺・・好きだぜ」

大輔に、笑いかけられ、好きと言われ、カイザーは、賢が、なぜ、カイザーの事を、隠していたかを話し始める。

 

「賢は、お前の事が好きで好きで、堪らないんだ・・・・あいつは僕が表に出ると、お前に嫌われると思って、話す事が出来なかったんだ。だけど、僕もお前の事が好きだった。賢に負けない位、だから、一度で良いから、表に出たかった。・・・お前に思いを伝えたかった・・・それで、お前に拒まれたら・・・・消えようと・・・思った」

「なっ!何言ってんだよ!!俺は、お前を受け入れる。さっき、言っただろ!!絶対に拒んだりしない!だから、また、出て来いよ!!絶対だぞ!!」

「ああ・・・分かってる。僕も、大輔を食べてみたいしな」

カイザーは大輔に好きと言われ、大輔に、あの不適な笑顔で微笑みかける。

「バカッ・んっ、んな・はっ恥ずかしい事、めっ、めっ、面と向って・・いっ言うな!」

大輔は、カイザーの言った事が、余程恥ずかしかったらしく、赤面して、眼を泳がせて、しどろもどろに喋りだす。

 

「大輔」「カイザー・んっ」

カイザーは大輔の名を呼び、大輔からの返事を聞くと、大輔の唇に、己のを重ね、大輔をゆっくりと、押し倒す。