二人だけの戦争・8
アスランとキラの二人は、アスランの部屋の前に辿りつくと、アスランは扉の脇にあるカードリーダーに自分のIDカードを通して、自室の部屋を開ける。
二人は平静を装って、部屋の中に入ると、アスランは部屋の扉をロックして、外から開けられないようにする。
「「はぁ〜〜」」
ひとまず安心と実感して、二人して大きく息を吐いて、床に腰を下ろす。アスランは扉に寄りかかり、キラはアスランから見て右斜め前にある白い壁に寄りかかる。
「とりあえず、ここだったら安心だ。」
「ここはアスランの部屋なの?」
「ああ、軍から与えられているプライベートルームだ」
ザフト軍の赤服の士官でも、特に戦功の高い士官には豪華なプライベートルームが与えられ、生活面でもかなりの自由が許される。アスランはこの特に戦功の高い赤服の士官と軍上層部からは評価されている為、プライベートルームも広く、私物の持ち込みもかなり自由が利き、プライベートもかなりの自由な時間が持てるようになっている。
「それなら良かった。じゃあ、僕・・・着替えるから・・・返してもらえるかな」
恥じらいながら言うキラは、アスランの脇に置かれているボストンバックに右手を伸ばす。
アスランは我に帰って、冷静にキラを見つめると、キラと目が合った。今のキラは赤服でも、女物の改造された軍服を身につけている。
すらりと伸びた足には黒いニーソックスが、そして足の付け根から僅かな丈しかないミニスカート
それだけでアスランの理性を吹き飛ばすには充分なものだった。
「アスラン、どうかしたの?」
自分を見つめるアスランにキョトンとしながら答えるキラ、そして伸ばされたままになっている手
アスランはキラの右手首を左手で掴むと、おもむろに自分に引き寄せて口付けをした。
あまりの事態にキラは両目を見開き
「ん〜〜っ!」
アスランの胸に両手を押し当てて、引き離そうとするが、アスランの自由な右手がキラの腰に回り、グイっと引き寄せて、口付けを深いものにする。
「っはっ・・・や、やだっ・・・」
解放された唇からキラはやっとの思いで呟くが、アスランには当然聞き入れられなかった。
ふわりと体が浮いたかと思うと、アスランの腕の中に納まっていた。そしてあっという間に奥の部屋に連れ込まれたと思った次の瞬間にキラはベットの上に投げ出されていた。
「ちょっ・・ちょっと、アスランッ・・・」
次の瞬間にはベットの上に押し倒される形になっていた。アスランはキラの左足に跨るように覆いかぶさり、アスランは右膝をキラの股の間に差し入れ、足を閉じさせないようにすると、両肩を両手でゆっくりとだが力強く押して、自分の下にキラを組み敷くと、段々とキラの唇にアスランの唇が近づいてきた。
その場の雰囲気に流されそうになりながらもキラは我に返って
「やっ・・やだっ」
アスランの胸に手を当てて押し返そうとするが、両手首をアスランに掴まれ、ベットに縫い付けられてしまう。そしてアスランの唇から逃れようと、顔を背けるが、アスランの唇からは逃れられなかった。
「んっ・・んんぅ〜・・・」
キラの口の中にアスランの舌が歯列を割って、浸入してくるのを止める事はできず、舌を絡められ、キラの理性がどんどんと溶けて行く
再び唇が離れる頃、アスランの下に組み敷かれていたのは、頬を赤らめ、ぐったりとベットに横たわる情欲に濡れた瞳のキラだった。
アスランを濡れた瞳で見つめるキラ、その行為がアスランの理性を失わせるものとは知らずに・・・
アスランはキラの赤服の襟元のホックを外し、首元からベルトで止められている腰の上までキラの着ている赤服の上着のチャックを下ろし、下に着ていた水色の肌にぴったりとフィットしているインナーシャツをたくし上げ、キラの両胸を露にすると、母の乳房を求める赤子のようにキラの右胸の突起に吸い付いた。
「あっ・・・ああっ!・・・」
思わず艶のある声を上げて顎を僅かに仰け反らせながらもキラは、ベットに敷かれているシーツを両手でキツク掴み、アスランから与えられる快楽に負けまいと歯を食いしばり必死で声を堪えるが、次第にその抵抗が無駄である事を思い知らされていく。
「ああっ・・・あっ・・んぅっ・・・んん〜っ!」
すぐにキラはアスランの与える快楽の海に漂う浮遊物と化す。
時に噛り付くように突起に歯を立てるアスラン、優しく舌で舐めあげながら、反対側の左の胸の突起を開いている右手で摘み上げ、親指の腹でなで上げ、時には掌全体を使いキラの右胸を包み込むように愛撫する。そして、空いている左手はキラの脇腹をなで上げ、腰の後ろの方に回し、両手と唇舌でキラを快感の海へと沈めていく。
不意にアスランの右手がキラの左胸から離れたと思ったら、アスランの右手はピンクのミニスカートの中へと入っていくのが見えた。
慌てて足を閉じようにもアスランの右足がキラの右足に上から絡みつくようにおかれている為、足を閉じることも出来ない。
「あっ!アス、ランっ・・そ、そこはっ・・・ああっ!」
アスランがキラのものに触れると、ピクンっと体がこわばるキラ、スカートを捲り上げると、キラの履いているインナーには染みが出来ていた。
インナーの上からサワサワといやらしい手つきでキラの肉棒を愛撫するアスラン
「ああっ・・んぅ〜」
肌蹴られた赤服の襟を咬んで声を抑えようとするが、そのような行動はかえってアスランを煽るだけだった。
インナーの上からキラのペニスを丁寧に扱き上げると
「ああっ!」
キラは顔を背けながら、胸を愛撫していたときよりも大きく艶のある声を上げる。
あとがき・はい、どうも中途半端な所で区切って、すいません、一応、このお話の一話単位の容量としまして、手軽に読めるっという感覚で20KBちょっとで一話一話を作っていこうというルールを自身に貸してまして(7話は例外です)それ故にどうしても中途半端な所で終わる回が多いです。逆に50KB位の文章になると、文字もビッチリで読み手も疲れるだろうという配慮なんです。依然、一話辺りを50KB超の長編を連載した事がありましたが、思いのほか好評だったのですが、やはり読み手も疲れるだろうと思い、この辺りで区切りをつける方法を取っています。ちなみにデジモンの方の一二の裏の裏連載でも大体20KB〜30KBの容量で連載を行っていたりします。いい加減あちらも更新しようと思います。皆さん、こちらと共にお付き合い下さい。